【Phase1-2】ギュンヒルドは裏切り者なのか
世界が滅ぶに値することが、わかりましたです
ギュンヒルドは、フラグメント15で急に怪しくなる人物である。彼女の兄弟であるマヤがギローイ研究所で殺されていたことを知り、「世界を許さない」と地の文で語ってしまう。第二秘書官のマヤはミスリード(同名の別人)だったわけである。しかしここは、慎重に時系列の検討をしなければならない。
パンドラ複製実験
本編「第3の適性」にて、コーシュカが「パンドラ」と呼ばれていることが判明する。ここでの被験者コードは040〜049である。
ところが、マヤの被験者コードは091。つまりフラグメント15の時系列は、本編「第3の適性」よりもかなり後ということになる。第九最上騎士団は、本編ストーリーの最序盤で4陣営に潜入済みであるので、マヤの件が入団の動機という可能性は消える。
都雄に協力的なギュンヒルド
大浴場騎士団の結成時、都雄はまずジェイデンとギュンヒルドの2人のみに相談した。その時点であれば断ることは容易。第九最上騎士団としては、余計なことをされると計画が狂う可能性があるわけだから、もしギュンヒルドがそのスパイであったならば、このように積極的に賛成するのは不自然である。
しかも、無闇に勧誘することでリスクが増える点について適切な助言をしている。ここも、ギュンヒルドが裏切り者であったならば「勝手にやって自滅すれば良い」とでも考えそうな場面である。
同様に、テロ調査にも協力的である。もし自分が黒幕の手先だったなら、こんなことを言うであろうか。
結論
フラグメント15以外には、ギュンヒルドの言動に不審な点は見つからない。総合的に考えて、ギュンヒルドが裏切り者である可能性は低そうである。